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繋がるアートプロジェクト
自閉症の作家 fuco:
2022.01.18

筆談カフェ初体験記

そもそも招いてはみたものの
筆談カフェ未体験なもんで、
やってみて初めて「なるほど、これは!」となった訳でして…(笑)。

紙の上のお喋りは、
伝えたい気持ちも、
伝わるようにっていう気持ちも
いつもの何倍も大きくなります。

相手が読みやすいように
文字の大きさ気にしたり
丸でぐるっと囲ってみたり
紙を動かして向きを変えたり
そう、相手に向ける集中力も
ぐんと高くなるのです。

相手が頷いてくれたら
伝わったなってすっごく嬉しいし
表情やリアクションも
いつもよりうんとオーバーに
反応したくなります。

皆さんカレー食べてる時は
文字を書く音も
人と人の感情が行き来する気配も小さくなって
最初少し緊張感、
そしていつしかちょっと安堵感、
段々と高揚感!

多様化社会ってよく聞きますが
皆んな違って皆んないいだけでは、
やはり不十分なんだなぁと改めて感じました。
相手を知りたいと思う気持ち、
どうやったら伝わるかなという相手への思いやり、
こうやったらいいんじゃないかなっていう配慮、
それらの上にコミュニケーションがあってこそ
成立するものなのでしょう。

シンプルで、思いやって、
賑やかでとっても優しい
コミュニケーションでしたよ!筆談。

ちなみにfucoにとって筆談は
ある意味日常なので、
特に困惑した様子もなく、
人生初のコーヒーも悠々と堪能してました
(ブラックは飲もうとして匂いでイヤだといったので、
カフェオレに変更しましたが)。

終了して皆さん話し始めたら、
うるさくなって迷惑そうでした(笑)。

あ、筆談にはデメリットもあります。
いつものように、彼女がピッタリ後ろに
ついている時に、オナラされても
「私じゃない!」と自分の身の潔白を証明できない事
(新聞記者さんの当日経験談)。

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