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繋がるアートプロジェクト
自閉症の作家 fuco:

INTRODUCTION

かられひしめく
さなマル
世界とつながる
世界がつながる

絵なんて描いたこともなかった重度自閉症のfuco:(フーコ)が描く
エネルギッシュなマルの世界。

言葉をもたない彼女のアートは、日本全国を旅しながら
誰かとつながっていきます。

 このワクワクをご一緒に

モチーフがグッズとなって、誰かの日常に溶けこむ。
企業の製品になって、遠く離れた街でニュースになる。
アートが誰かを励まし、誰かのチカラになって、いつか彼女の元に戻ってくる。
彼女の日常もちょっと変化する。
マルツナガルはこんな愉快なストーリーを生み出す、冒険的なアートプロジェクトです。
さぁ、あなたもどうぞ、このワクワクをご一緒に!

マルツナガッタ

Story

誕生&パニック連続の幼児期

         

2000年北九州にて誕生後。1歳になる前に、父の転勤で宮崎へ転居します。
よく泣く、夜寝ない、人形をひたすら一列に並べる、アニメのセリフを延々と言う、さまざまな強いこだわりがある子供でした。そのため、4才になってすぐ自閉症の診断を受けます。

3才半で妹が生まれた時は、突然の生活の変化と赤ちゃんの泣き声で、 ずっとパニックを起こしていました。
不安感がとても強く、感覚も過敏。様々な訓練や療育に通いますが、それらが全く受けられないほど泣くことも多かったです。 小学校入学前の春休みでは、未経験の学校生活への不安が強く、食べることは 勿論、座る、横になることも全くできなくなります。

パニックをおこしながら気絶して、細切れに2時間寝て、レーズン数粒を食べながら春休みを過ごしました。
入学してみれば、さまざまな障がい児が通っていた幼児施設より、皆が同じ動きをする地域の小学校の方が落ち着けたのは、相変わらずの予想外でした。

         

こだわりとの付き合い方

小3で父の転勤で佐賀県に転居します。幸運なことに、ほどなく専門的な療育が始まりました。

少しずつスケジュールや構造化を学び、本人にとって分かりやすく見通しを持たせることができるようになっていきます。この頃からイヤーマフも使用し、生活が穏やかで主体的なものに。そんな時に必要になったのがスケジュールを埋めていくパーツでした。

手順書を作って教えていくと、洗濯たたみ、お風呂掃除、家事もどんどんできるようになっていきます。
同じく余暇も。学校で教えていただいた刺子、妹弟が習っていたピアノも始めます。聴覚過敏は耳がよい、音の違いが正確に分かる、視覚的情報に強いので、楽譜を読んでいくのは得意なこと。

「できないことをできるように」というより「こだわりを活かすこと」。それは、できることを探していくうえで、大きなポイントになりました。

アートとの出会い

支援学校高等部に入って間もなく、思いがけず不登校になります。あまりに暇すぎて、何気なく母が「マル描いて」と言ったら、予想を遥かに上回る無数のマルを描きました。描きたいスピードで、集中して描けるシンプルなモチーフは彼女にぴたりとハマります。

その後、展覧会出展時には、オリジナルマグカップを制作していただきました。このカップは本当に多くの方にご購入いただき、その様子を彼女も不思議そうに見ていました。

その頃から毎日少しずつ描くようになり、誰かと一緒に描く機会も出てきました。言葉のない彼女が、まるで戯れるように、せいのっとやり遂げるように、誰かとのコミュニケーションをアートから。自身のアートを通して名刺交換をしたり、撮影されたり、アートコーヒーの寄付をお届けしたり、「絵を見たよ」と話しかけられたり。

アートがなければ出会わなかった人たちと出会い、行ったことのない場所にいって、 経験しなかったことを経験し、彼女の世界は今着実に広がっている最中です!

ArtWorks

Goods

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