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自閉症の作家 fuco:
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2020.11.27

fuco: が二十歳になるまで[幼児期-2 ]

母に抱っこされるfuco:

幼児期に好きだった遊びは、やはり並べる事。アンパンマンの人形をひたすら一列に並べたり、台詞を延々1人で言っていました。

パズルは2歳で80ピースができて、毎日のようにしてました(ちなみに今は2時間で1000ピース完成)。

とにかく何をやっても早いし、長く同じ事ができないので、毎日家の中で暇がつぶれず、大きな公園で順番に遊具を制覇してまわったり、児童館や友達の家やスーパー、毎日グルグル次女背負って回遊してました。

お母さんといっしょの好きな音楽、喜ぶだろうと聞かせたらパニクって、後で考えたら歌い手が違ったり、アレンジが違ったり。絶対音感もあって、耳も良かったんだと思います。

音楽療法は大抵ずっとパニクってましたが、混ざり合う音がダメだったんでしょう。音楽は大好きだけど。これは学校に入って音楽の時間も苦手と続きました。だって、音程とか皆んな合わないですもんね。そりゃ、嫌だわ。

今やっているアートでも、ペンは沢山並べて端から順番に塗る、決まったものを描くというのは、この頃からの好きな事の続き。毎日弾いてるピアノも、音に敏感なところを活かした余暇です。

そこにタイマーやスケジュールを使って、見通しを持たせる事によってだったり、スピードをいかせる画材選びだったり、苦手な事をわかりやすくする伝え方を加えて、少しずつ趣味に育っていきます。

そういう意味では、こだわりが強ければ強いほど、特性が濃ゆければ濃ゆいほど、面白いものができていくかもしれません。

ま、家族にはこの時期、そんな未来は微塵もみえませんでしたけどね。でも思い出していくと、大変だった事と同じくらい楽しかった事があって、体力さえあればまたリピートしてもいいくらい、いい時だったと思います(特に人との出会い)。ホントに激しくてこの子思春期精神科に入院してそうと、謎の予告もされたのに、呑気なもんです。

さぁ、次回からは学童期。お腹いっぱい事件だらけの激動の学童期‼️

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