家族プロデュースだからこそのメリットと面白さ

メリットは作品だけでなく、生い立ちや生活、特性にぐぐっと迫れる事。なんせ生まれてから20年ずっーと一緒です。

ぎっしりとモチーフを描く作風は、普段の生活と全く同じ。椅子はきちんと並べてまわる。スーパーの商品が歪んでるのは店員さん並に揃えて回る。等間隔より、ぎっしり密が好き。目覚めた瞬間にベッドから飛び降りて、素早く着替える彼女は、アートでも描き始めたらフルスピード。そのスピードはご飯を食べてても、移動してても変わる事はありません。マルもサンカクもシカクもどれも同じ、どの曲もこだわりなく楽しく弾くピアノと一緒です。

全ての作品には、そんな彼女自身の特性や背景が全てでています。それらが透けることによって、一層作品を面白く見ていただけたり、あるいは親近感をもっていただけたり、行動への理解もしてもらえるかもしれません。だから、私たちはあえて作品だけという見せ方でなく、彼女自身もオープンにしていきたいです。

障害って、語られる方向によっては時々デリケートなんですよねぇ。それも家族だからこその赤裸々さは、嘘偽りがない全方向からのありのままになればなぁと思います。

また、何か新しいツナガリや生まれるものがあった時は、しっかり本人解るように伝えたいし、喜びたいし、還元したい。その温度感や表情も、見てくださる方に、しっかりと伝え返したいです。

作家が1人、家族プロデュースというマイノリティなマルツナガル。だからこそあるはずのメリットは、これからも迷った時に立ち帰りたいです。だからいろいろ考えてます(笑)。意外と考えてないようで考えてます(笑)。

明日はデメリット編です！沢山ありそうでしょっ。