fuco:が二十歳になるまで[社会人2年目]
この年2回目のがばい展(ここ正確には社会人1年目ですが)にむけ、名刺を作りました。私たちにとって、単にマグカップを作った思い出作りでなく、暇つぶしにマルを描く作業でなく、長く活動を続けていこうという小さな決意の始まりです。
アートを続けていく上で、少額ではない画材代や活動費も、自分で売り上げたお金で自立して欲しいとも思いました。
どんな活動をしたいか、それを見てくださる方にどう届けたいか、自分たちだけではできなかったブランディングも、プロの方にお願いしてホントに良い後押しいただけたスタート。
ところが誰もが予想もつかなかったコロナ禍に入ります。しかし、結果的にマルツナガルは日本全国を飛び回った年となったのです‼️直接会えなくても、オンラインがある。会ってご購入いただけなくても、ネットショップがある。訪れた事のない東北や中部のニュースにも取り上げられ、全国にグッズを発送させていただき、メッセージも沢山いただきました。
可能性がぐんぐん広がった中でも、とびきりのギフトは三重からドリップコーヒーのパッケージに採用していただいた事です‼️単にデザインを買っていただいただけでなく、原画もカフェに飾っていただけたり、見てくださった方の感想をお知らせくださったり、一緒にプチ旅行したり、誕生日にはスタッフさん方から、心のこもった涙のでるようなお祝いも。
マルツナガルは素朴なアートを描く作家と、ただの主婦である母の活動です。そこにデザイナーだったり、プランナーだったり、事業所だったり、販売店だったり、沢山のプロの方の助けが加わって、豊かにこうなりたいの未来が思い描けた年になったと思います。
こうやってfucoは先月二十歳になりました。自閉症の子供がいる家庭はそれぞれで、皆さん精一杯その子や兄弟や自分のために生きて今日があると思います。私たちにとっても、20年はただただそんな毎日の積み重ねで、これも単なる我が家と彼女の記録にしかすぎません。そして月並みですが、私たちと出会い関わり、楽しみ、支えてくださった皆さんへの感謝が募ります。深くも長くもすれ違っただけでも。
フィニッシュの今日は、偶然この振り返りをした母の誕生日。長らくお付き合いくださいました皆さんに、ご感想をお聞かせいただきましたらサイコーに幸せです。毎日読んでくださってありがとうございました。次は10年後かな。また積み重ねます。